【曲目解説】その1>音楽の架け橋~大島莉紗&ロマン・ミンツ 2台ヴァイオリンリサイタル

パウル・ヒンデミット(1895-1963):カノニック ソナタ
1 とても速い
2 優雅に適度に動く
3 速い

過剰なロマンティシズムと表現主義を脱し、純粋なバロック技巧への回帰をしようとする第1次世界大戦後の音楽美学と、ヒンデミットの音楽的成熟が一致した時期である1923年に、2本のフルートの為にこの曲は作曲された。(元々はヴァイオリンではなくフルートの曲である)
ヒンデミットはバロック様式の規則正しいパターンと厳格な技術に親近感を抱き、またこの規律の感覚は彼の作曲へのアプローチに大きな意味をもたらした。
これ以前の2本のフルートの為のソナタの代表作は、18世紀のW.F.バッハ、テレマン、クヴェンツまで遡る。
カノン形式の使用は、厳密かつ模倣的関係が多声間で展開された、J.S.バッハのようなバロックの作曲家を思い起こさせるような側面があった。
しかしヒンデミットがこのような古典的なテクニックを用いたのは、郷愁よりむしろ革新の為であり、彼の特徴的な音楽の言葉に構造上の重みを持たせる手段であった。
モーツァルトとハイドンが、古典形式に親しみや深みを与える手段としてバロックの対位法のテクニックを取り入れたように、ヒンデミットは意識的にそのような歴史的な慣例を使って、彼自身の現代的な作風を表現した。
各楽章のソナタは、第2パートが第1パートの模倣に従うという厳格なカノンとして始まり、各パートの音程は次第に異なる間隔で分離されていく。
ヒンデミットのカノン形式との親和性は、彼の最後のピアノ作品「Ludus tonalis」(1942)と弦楽四重奏曲第6番(1943)と第7番(1945)という後期の作品でも示されている。

                                                                   ヨアンナ・ワイルド 2019

 

以下の3会場/公演で演奏いたします。

ご来場をお待ちしております。

 

<音楽の架け橋~大島莉紗&ロマン・ミンツ 2台ヴァイオリンリサイタル>
ヴァイオリン/大島莉紗
ヴァイオリン/ロマン・ミンツ

◆横浜公演◆横浜みなとみらい小ホール
開演/3月25日(水) 19:00 (開場18:30)
入場料金/3000円

◆東京公演◆豊洲シビックセンターホール
開演/3月27日(金) 19:00 (開場18:30)
入場料金/4000円

◆京都公演◆青山音楽記念館バロックザール
開演/3月28日(土) 18:00 (開場17:30)
入場料金/3000円

ゲストピアニスト/藤本紀子

チケット/
●ぴあ TEL:0570-02-9999
http://t.pia.jp/
◎3/25横浜公演 Pコード=161937
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1938423
◎3/27東京公演 Pコード=161938
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1938424
◎3/28京都公演 Pコード=162698
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1939755

●カンフェティチケットセンター  TEL:0120-240-540 (平日10:00~18:00)
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◎3/25横浜公演【カノン工房 大島莉紗 横浜公演オンラインチケットサービス】
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◎3/27東京公演【カノン工房 大島莉紗 東京公演オンラインチケットサービス】
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◎3/28京都公演【カノン工房 大島莉紗 京都公演オンラインチケットサービス】
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