鈴木生子Clarinet recital ikuko suzuki Clarinet series 1

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会場風景
zennkei.jpg2階バルコニーから本番中

b-cl.jpgバスクラリネット演奏(RH中)

cl.jpgクラリネット演奏(本番中)

 party.jpg謹製キャラメル(外山ハナ)と手作りマドレーヌ(長谷川百合子)

party2.jpg終演後の歓談

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鈴木生子Clarinet recital

当日は蒸し暑い中、92名のみなさまにご来場いただき、現代音楽の楽しいレクチャー&演奏をお楽しみいただきました。ご来場いただきましたみなさま、ご声援ご支援いただきましたみなさま、ありがとうございました!

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鈴木生子×クラリネット&バスクラリネット=スタンダードの未来が聴こえてくる!

【プログラム】

『ニューヨーク カウンターポイント』スティーブ・ライヒ
『世の終わりのための四重奏曲』より《鳥たちの深淵》オリヴィエ・メシアン
『クラリネットの為のソナタ』デニソフ
『バスクラリネット独奏のための「二重奏」』テオ・ルーフェンディ
『バスクラリネットとテープのためのジャックドォウ』ウェイン・シーゲル
『ヘルマフロディートゥという ”カプリッチョ”』クラウディオ・アンブロッシーニ

*都合により演奏曲目が変更することがあります。あらかじめご了承ください。

開演■2010年7月5日(月) 19時...(18時30分開場)
入場料金■3000円  
 ※終演後にソフトドリンクをご用意してお待ちしております。演奏後の鈴木生子とご歓談ください。

会場■淀橋教会小原記念チャペル 03-3368-9165
   http://www.yodobashi-church.com/access.html
  東京都新宿区百人町1-17-8
   JR総武線・大久保駅下車徒歩1分 JR山手線・新大久保駅下車徒歩3分

チケットお申し込み・お問い合わせ■カノン工房 

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作曲家や作品について ・・・ 鈴木生子

テオ ルーフェンディ: バスクラリネット独奏のための「二重奏」
オランダ人。58歳の時の作品。今年80歳。
もともと学生の時には、クラリネットと作曲を専攻していたようですが、その後、楽器をソプラノ、アルトサックスに変え、ジャズ演奏家として自分たちのグループを持って活動。また、オランダの主要な都市の音楽院で教鞭をとりながら、作曲活動も続け、2003年には、西洋楽器と東洋楽器を混ぜた組み合わせの演奏グループを立ち上げ、現在そのグループにも多く作品を書いているようです。今年9月の米寿のお誕生日にはコンサートが予定されていたり、この2月も若手作曲家と即興のコンサートを開催するなど、パワフルな方だなあ~と思います。どうして独奏で二重奏なのか? 演奏前にお話します。

オリヴィエ メシアン: 『世の終わりのための四重奏曲』より「鳥たちの深淵」
フランス人。33歳の時の作品。生きていらっしゃれば今年で102歳。
20世紀を代表する作曲家。この作品は第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜として収容されていた時に書いたもので、その時に収容されていた演奏家(クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノ)と収容所で世界初演。捕虜の人々数千人が聴いていたとも言われています。8つの楽章からなる名曲で、今日演奏するのは3曲目のクラリネット独奏の楽章です。このタイトルに「鳥」が出てきていますが、メシアンは多くの鳥の声を録音し、譜面に起こす「採譜」をして自分の作品にそれらを盛り込んだ作曲家としても有名で、1962年に来日したときにも軽井沢でホトトギスなどの声を採譜し、日本旅行の印象を綴った作品「7つの俳諧」の中に取り入れています。

スティーヴ ライヒ: ニューヨーク カウンターポイント
アメリカ人。ドイツ系ユダヤ人。49歳の時の作品。今年74歳。
2008年、作曲界では有名な武満徹作曲賞の審査員に選ばれ来日し、ライヒの作品のレクチャーや演奏が多く行われ、ほとんどの公演チケットが売り切れたほどの人気作曲家です。ミニマルミュージックを代表する作曲家でもあり、それは、テクノや電子音楽と言われるジャンルなどにも影響を与えています。ニューヨーク生まれのライヒが、ミニマルを使った作品。ミニマルとは、大雑把に言えば、「あいうえお」のフレーズがあったとしたら、それを重ねて繰り返したり、それを「いうえおあ」にずらしたり変形したりしながら作られる音楽。ニューヨークマンハッタンの町の風景、車、バス、地下鉄、色んな人種が住んでいる様子などの映像を一緒に見ながら演奏を聴いていただいても面白いだろうなあ~と感じました。

エディソン デニソフ: クラリネットの為のソナタ 
ロシア人。43歳の時の作品。生きていらっしゃれば今年で81歳。
個人的に、なぜか気になる作曲家です。初めて私がこの曲を聞いたのは、大学生の時。先輩方が練習、演奏しているのを聴きながら、「私も吹きたい!」と思ったけれど、譜面がとてもややこしく見え、始めは手が出せませんでした。ニューヨークに留学している時、この作品のレッスンを受け、改めて自分にとって魅力的だなと実感しました。ただ、暗く、シリアスなイメージがあるので、プログラムに入れられる機会が少ないのが現実です。今回皆さんにご紹介できるのを大変嬉しく思います。

クラウディオ アンブロッシーニ: ヘルマフロディートゥという 「カプリッチョ」
イタリア人。35歳の時の作品。今年62歳。
“カプリッチョ”は日本語では“気まぐれ”、“でき心”。ヘルマママとアフロディートゥパパの息子に、妖精が恋をして、心も身体もその息子と一緒にになりたいという願いが叶ったという神話から“ヘルマフロディートゥ”という言葉が生まれ、それを日本語にすると、男女両性者、両性動物、両性花といった意味です。そんなヘルマフロディートゥの気まぐれな音楽。男らしいフレーズ、女らしいフレーズ!?が聴こえるかもしれません。この曲には多くの現代奏法と呼ばれる技法が使われています。私のバスクラリネットの先生、スパルナーイとアンブロッシーニの共同作とも言える作品です。

ウェイン シーゲル: バスクラリネットとテープのためのジャックドォウ
デンマーク在住のアメリカ人。42歳の時の作品。今年57歳。
ライヒの影響を受けたミニマルミュージックが聴こえてきます。ジャックドォウとは、カラスの種類の名で、日本名は「コグルマガラス」。東京のカラスよりも小形で、鳴き声がうるさいと言われています。オランダでは、キーキー鳴いているのがウルサイと感じることもありました。一緒に演奏するテープの中に、そのジャックドォウの鳴き声やバスクラリネットの音や、それらを変形させた音が入っています。シーゲルのホームページには、ペットとして馴らしたアリスと言う名のジャックドォウの写真があり、家の中でとても良い状態でアリスの声を録音できたというような事が書かれていました。(笑)
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photo by Kenji Mori

鈴木生子/Ikuko Suzuki
クラリネット、バスクラリネット
東京都立芸術高校音楽科、東京芸術大学音楽学部器楽科卒業後、マンハッタン音楽院にて修士号及びプロフェッショナル・スタディーズコース、アムステルダム音楽院にてポスト・グラジュエートコースを、また同音楽院にてバスクラリネットも専攻し、ポスト・グラジュエートコース、修士号を取得。ソリストとして、芸大在学中に芸大オーケストラと共演。マンハッタン音楽院ではコンチェルトコンクールで選ばれ、マンハッタンチェンバーシンフォニアと共演、その他、ザ・マンハッタン・ヴィルトゥオーシ、ドクターズ・オーケストラルソサエティー・オブ・ニューヨーク、コレギウム・ハイドン・アンサンブルなどのオーケストラと協奏曲を共演。室内楽奏者として、芸大卒業後、同声会新人演奏会、クラリネット新人演奏会に出演する。霧島音楽祭、ボードウィン、サラソタフェスティバル(アメリカ)、オランダムーンビーチフェスティバルなどで演奏し、霧島音楽祭では奨励賞、グローバルユース賞を受賞。クラリネットを二宮和子、竹森かほり、村井祐児、鈴木良昭、チャールズ・ナイディック、大島文子、ハルメン・ドゥ・ブア、バスクラリネットをハリー・スパルナーイの各氏に師事。2001年帰国後、室内楽を中心に活動を開始する。2002年9月、バスクラリネットソロコンサートを開催。2003年、委嘱作品5つを含むアメリカ人作曲家の作品を取り上げたクラリネット、ヴァイオリン、ピアノのトリオの演奏会や邦人作曲家作品の初演など、現代音楽の演奏にも意欲的に取り組む。アンサンブル・コンテンポラリー・アルファのメンバー。桐朋学園大学附属子供のための音楽教室非常勤講師。

IKUKO SUZUKI Clarinet & Bass clarinet

A native of Tokyo, Japan, clarinetist IKUKO SUZUKI earned her Bachelor’s degree from Tokyo National University Fine Arts and Music, and her Master’s degree and the Professional Studies Program from Manhattan School of Music where she studied with Charles Neidich. She also earned her Post graduate certificate from Conservatory of Amsterdam where she studied not only clarinet but also bass clarinet with Harry Sparnaay and earned her Post graduate certificate and her Master’s degree.
Ms. Suzuki is a winner of the 1995 Manhattan School of Music Concerto competition which she performed with the Manhattan Chember Sinfonia. 
A versatile musician, Ms. Suzuki performs equally as a soloist and a chamber musician, and has appeared at Bowdowin, Sarasota Music Festival in the U.S., Moonbeach Music Festival in the Netherlands, and Kirishima Music Festival in Japan where she received special awards on two occasions.
In 2002, Ms. Suzuki had her first bass clarinet solo recital in Tokyo.
In 2003, she had a group (clarinet, violin, and piano) called “Trio SPARK” which commissioned five American composers to have new pieces and performed them in NY and Tokyo.
In 2006, she had a recital “ From the Netherlands in the Twentieth Century with Clarinet and Bass Clarinet” which she invited a Dutch composer, Roderik de Man for his lecture and open rehearsal with the composer.
In 2008, She appeared with her group “Ensemble Contemporary α recital series vol.19” which had an unique program from the Fifteenth century composer, Ockeghem to the living Japanese composers.
She has also collaborated with a contemporary dancer, a pottery artist, a photographer, and also a reading player to create their own style of performance.
She is not only active to perform contemporary repertoire but also playing in orchestras as a substitute. She plans also lecture concerts using simple music with playing many kinds of clarinets for people who are beginners of classical music.
Ms. Suzuki is a member of the ensemble contemporary α and a part-time teacher at The Music School for Children of the Toho Gakuen School of Music.

鈴木生子ブログhttp://ikkosu.exblog.jp/
鈴木生子が講師を務めるフェルデンクライスレッスン http://www.karagoda.com/
 アンサンブル・コンテンポラリーα
http://alpha.cside.com/index.htm 
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加藤訓子BACHカテドラルツアー2017
6月10日~10月27日(日本&世界ツアー)
加藤訓子「バッハを弾く。」



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[終演のお礼](公演実績)



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